加賀百万石から将軍家へ送られていた歴史ある縁起菓子「千歳くるみ」
本日は石川県の歴史ある和菓子「千歳くるみ」ご紹介。この千歳くるみ、くるみを紅白の砂糖で包み込んだ縁起のよいお菓子で、時代を遡ること江戸時代、加賀藩(現在の石川県)から将軍家へ献上していたという歴史を持つお菓子なんです。
さらに「おいしゅうございます」の言葉で有名な料理評論家の岸朝子さんが選ぶ『日本の食遺産』の1つとしても選ばれたもので、日本人なら一度は食べておきたいということで、今回チョイスしました。歴史ある「千歳くるみ」がいったいどんなお菓子だったのか、お土産選びの参考にしてみてください。
さくら色の可愛い袋
今回、購入したのは紅白の千歳くるみが3つずつ入ったものです。さくら色のかわいい袋に入っていました。また10個入りは六角形の「花こばこ」という、これまた可愛い箱に入っています。15個以上の場合は、通常の箱に入っているようです。また30個入りに限り、わらで編んだ容器(てご)で購入することもできます。なんとも縁起が良さそうです!
可愛く包まれた紅白の千歳くるみ
袋をあけると中から、紙に1つ1つ包まれた千歳くるみが登場。包みに使われる紙は薄く、開けなくても紅白を識別できます。また、この紙は上でくるくると巻いてるだけかと思いきや、一部を破らないと開けることは出来ませんので、うっかり中身が飛び出た!なんていうことはありません。
なんだか昔ながらのデザインがかわいいです!
砂糖もクルミも主張がすさまじい
口に千歳くるみをいれると、口内の熱でコーティングされた、あまーい砂糖がとけはじめます、そして少し柔らかくなったところで噛むと中からクルミが登場します。口の中でとけた砂糖の甘みとクルミのこうばしさが融合します。
半分に割って食べるようなお菓子ではないのですが、一応割ってみると、硬い砂糖から、大きなくるみが登場。くるみの形がそれぞれ違うので、その形にそって砂糖がコーティングされています。
ちなみに、紅白と2種類がありますが、どちらも同じ味です。
砂糖はなかなかの甘さで、クルミもなかなかの主張で2つが合わさると、口の中が不思議な感じに、というのも、クルミは洋菓子などでよく口にしていたはずなのに、和菓子として砂糖とコラボしたクルミの味は、いつもと違った風味だったからです。生まれてはじめて体験した味でした。
私自身は、苦手な味だったのですが、昔から愛され歴史のあるお菓子で、縁起もよいということで、クルミをつかった和菓子が好きだという方にはオススメしたいお土産です。
千歳くるみを購入できる場所
■彩霞堂本店
石川県白山市石同町22番地
■直営店
アピタ松任店1F
まっとう車遊館1F(北陸道徳光PA)
■売店
金沢名鉄丸越百貨店地階
小松空港エアターミナルビル2F
■オンライン
公式通販サイト
商品情報
■品名:千歳くるみ
■価格:1個 88円/6個 560円[袋]/10個 990円[花こばこ]/15個 1,560円[箱]/20個 2,020円[箱]/30個 2,920円[箱]/30個 4,120円[手かご]/42個 4,040円[箱]※表示は税込み価格です
■賞味期限:30日
■販売者:彩霞堂
■公式サイト