明治天皇が日本一と認めた岡山みやげ廣榮堂の「きびだんご」
今回ご紹介するお土産は岡山県にある創業安政3年(1856)廣榮堂の『元祖きびだんご』です。岡山県といえば桃、桃といえば桃太郎、桃太郎といえばきびだんごですね!
昔から食べられていたきびだんごは、「黍(きび)」がとれるところであれば、日常的に食べられていたそうです。桃太郎の影響もあり、旅のお供に「きびだんご」というイメージがありますが、昔のきびだんごは日持ちが悪く旅に持っていくなんてもってのほかだったようです。
しかし!今回ご紹介する廣榮堂が工夫を施します。なんと黍の変わりにもち米を使用し、当時は貴重だった上白糖と水飴を混ぜ求肥にし、風味づけとして黍粉を加えるという大胆な改良をした結果、日持ちはアップ、茶菓子にはもちろん旅の友にもなる『きびだんご』が完成しました。
また明治天皇が岡山を訪れた際に『きびだんご』を献上したところ、大変喜ばれ「日本一のきびだんご」とおっしゃったようです。前置きが長くなってしまいましたが、歴史もあり、天皇もお気に入りな『きびだんご』はいったいどんなお菓子なのかレビューしたいと思います!
桃太郎の可愛いキャラクターが描かれた箱
やはり、きびだんごと言えば桃太郎!購入した箱にも桃太郎と犬、猿、キジ、赤鬼の可愛いイラストが描かれています。その他にもコアラやブタと思われる動物なども描かれていて可愛いです。また今回購入した10個入りのタイプはよくある平箱ではなく、おみやげ箱のような形をしています。
箱をあけると、1つ1つが包装されていて、その包装紙1つ1つに桃太郎のキャラクターが描かれています。ばらまき土産としても喜ばれるデザインですね。
また、中にはきびだんごの他にすぐに読み終えてしまうほど省略されたものですが、桃太郎の物語が書かれた紙も入っていました。文章で読むのは子供の時以来なのでちょっと懐かしいです。
きびだんごはとってもシンプルなルックス
もったいない気もしますが、桃太郎たちが描かれた包紙をあけると、うっすら粉がまぶされた白いきびんだんごの登場です。とっても柔らかくて触っていると気持ちがいいです。
半分に割ってみると中はツルツルピカピカなおだんごでとってもキレイですが、わざわざ半分に割って食べるようなお菓子ではないですね(笑)
お茶が飲みたくなるシンプルな甘さ
実際に元祖きびだんご食べてみると、最初は優しい甘さを感じ、次にもち米を感じ、噛めば噛むほど甘みが増していきます。あっさりした味ではなく甘みの強いお餅を食べてるような感じです。わらび餅に似てる味ですが、お餅の味もしっかりします。
食感はつきたてホヤホヤのお餅を、もう少し柔らかくしたような感じです。適度に弾力がありますので食べ応えもあります。
今回ご紹介した元祖きびだんご、とってもシンプルな味ではありますが、シンプルだからこそお子様からお年寄りまで幅広い年齢層の方に愛されるお菓子なんですね。甘さもけっこうありますので、お茶のお供に最適なお菓子だと思います。
誰もが知る桃太郎ときびだんご、パッケージも可愛いですし、岡山ならではのお土産としてぴったりなお菓子ですね。ちなみに30個入りで購入した場合はキャラクターシールが付いてきます。
元祖きびだんごを購入できる場所
■廣榮堂 店舗
中納言本店、藤原店、さんすて岡山店(岡山駅)、岡山髙島屋店、倉敷店、倉敷雄鶏店、さんすて福山店、天満屋岡山店
元祖きびだんごをネットで購入
商品情報
■品名:元祖きびだんご
■価格:10個入 411円(個包装)/15個入 620円(平箱)/20個入 821円(平箱)/30個入 1,232円(平箱)/※表示は税込み価格です
■賞味期限:製造日から20日
■カロリー:41kcal(1粒あたり)
■販売者:廣榮堂(こうえいどう)
■公式サイト